電気工事士試験に出てくる図記号の覚え方って!?

第二種電気工事士試験に向けて勉強していると図記号が出てきます。この図記号の多さに困惑する人もいるかもしれません。

今回はこの図記号についての覚え方を解説していきます。

図記号の覚え方

覚え方は

①大枠で覚えてから
②特徴を覚える

たったこの2つです。

え?どういうこと?

と思うかもしれません。1つずつ解説していきます。

①大枠で覚える

図記号には似たような記号がたくさん出てきます。これらを大枠で分けていきます。(今回は配線・電線は割愛させていただきます)

①ボックス系
②接地系
③電灯系
④スイッチ系
⑤リレー系
⑥コンセント系
⑦遮断器系
⑧開閉器系
⑨換気扇系
⑩安定器・変圧器系
⑪盤系
⑫音系
⑬その他

大枠で分けて13種類です。

「系」とつけて覚えてしまいましょう。70、80近くある図記号を13種類にまとめることができました。

ここまでひとまず覚えてしまいましょう!

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②特徴を覚える

次に「特徴を覚える」ことです。

いくつか例を取り上げていきます。まず、①のボックス系から説明すると

ボックス系は4種類あります。以下に図を示します。

基本的にボックスなので記号は四角いですが、プルボックスとVVF用ジョイントボックスはそれぞれ×マークと丸い形をしています。そしてジョイントボックスとコンクリートボックスは同じでただの四角いマークとなっています。

プルボックスとVVF用ジョイントボックスはそれぞれ×マークと丸い形」と2つだけ特徴を覚えてしまえば、あとは覚えなくとも

ただの四角だったな

とわかると思います。

②の接地系の場合は以下の2種類となっています。

ここで共通する点は「アースマーク」がある点が特徴です。

接地端子の方は丸がありますね。これは「端子はねじ止めするためのもで、端子は基本的に上から見ると丸いから丸が必要なんだ

と覚えると良いでしょう!

次に③の電灯系ですが、以下に電灯系の記号を示します。

結構多いですね。。。(;^ω^)

ざっと数えて14種類あります。

この14種類の電灯系に共通する特徴はなんといっても「丸!!

全部丸いです(引掛シーリング(角形)以外は!!笑)。電灯系の記号なので丸のイメージでまず覚えてしまいましょう。

次に1つずつの特徴を説明すると以下のようになります

1.白熱灯

これは最もシンプルな形なので覚えやすいですね。

2.ペンダント

これは白熱灯に横線一本が入っていますね。ペンダントはコードやチェーンが天井から吊り下げられているので

横線=コード(チェーン)

と覚えてしまいましょう。

ちなみにペンダントはこんなやつ

ペンダント

3.シーリング(天井直付

これはもうCL(シーリング:Ceiling)と書いているので覚えやすいですね。

4.シャンデリア

これもCH(シャンデリア:chandelier)と書いてあるので覚えやすいです。

5.埋込器具

DL(ダウンライト)なのでこれも覚えやすいです。

ダウンライト

6.引掛シーリング(角形)

角張っている形のシーリングです。

7.引掛シーリング(丸形)

丸い形なのでわかりやすいです。

8.白熱灯(壁付)

壁付きのものは画像のように黒いのが特徴です。

白熱灯+黒色=白熱灯(壁付)

と覚えれば良いでしょう。

9.屋外灯

屋外灯はランプを保護するために格子状のものがついています。

↓こんなの

屋外灯

この図記号には4本の線があるのでこれを格子と思えばわかりやすいですね。

10.蛍光灯(天井直付)

蛍光灯の記号の特徴として丸の両端に長方形のものがついています。

これが蛍光灯です。

11.蛍光灯(壁付)

また出てきました!壁付き!

蛍光灯+黒色=蛍光灯(壁付)

と覚えましょう!

12.誘導灯(白熱灯)

誘導灯はこの特徴的な白黒です。

↓これはよく見かけるやつですね

誘導灯

13.誘導灯(蛍光灯)

誘導灯と蛍光灯バージョンとなると長方形のものが付きます。

14.HID灯

これは高輝度放電灯( High Intensity Discharge Lamp )

の略ですが、図記号に「H」とかいてあるのでわかりやすいです。

「100」は定格ランプ電力100Wを指します。


このように特徴を捉えていき、覚えていくとスムーズに覚えることができるでしょう!




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