寒い冬になると温泉に入りたくなりますね。資格ブログを書いているとふと温泉の資格についても知りたくなったのでここでは温泉の資格をご紹介します。
目次
温泉の資格一覧
ざっと調べたところ温泉に関する資格は結構ありました。
・温泉ソムリエ
・銭湯ソムリエ
・温泉保養士
・温泉観光士
・温泉入浴指導員・温泉利用指導者
・温泉観光アドバイザー
ソムリエやアドバイザーというものから◯◯士や指導する者まで様々な資格があるのに驚きを隠せませんでした。
∑(゚Д゚)
一つずつみていきましょう。
温泉ソムリエ
温泉ソムリエは民間資格に属し、温泉ソムリエ協会が認定団体とされています。
資格名にソムリエとついてはいますが、医療従事者や研究機関の方なども取得しているそうです。(もちろん温泉マニアの方も)
取得要件としては
温泉分析書の読み方や入浴法などのセミナーを受講する必要があります。
また、このセミナーは2種類あり、どちらかを選択して受講すると温泉ソムリエ認定を取得することができます。
①1つ目は半日の講義を受けて取得するタイプ。
②もう1つは1泊2日で講義と実技を受けて取得するタイプ
このセミナーは東京の表参道にあるアンテナショップの「新潟館エスパス」で開催されますが、札幌や名古屋、大阪、福岡などでも随時開催されています。また、オンラインでの受講も可能となっています。
(Wikipediaより)
公式HPはこちら↓
銭湯ソムリエ
銭湯ソムリエは日本インストラクター技術協会が認定している資格となっています。
この協会の公式HPによると
銭湯ソムリエは、泉質の種類や入浴方法に関する知識を有していることが証明されます。例えば、温泉分析表の見方、単純温泉といった泉質・源泉かけ流しなど温泉に関する言葉の意味などが理解できるということが証明されます。 (日本インストラクター技術協会HPより)
資格検定の概要としましては
受験資格:特になし
受験料:10,000円
受験申請:インターネットからの申し込み
受験方法:在宅受験
合格基準:70%以上の評価
となっています。
また、資格試験問題の概要としましては
温泉の基礎知識/北海道の名湯/青森の名湯/岩手の名湯/秋田の名湯/山形の名湯/福島の名湯/宮城の名湯/栃木の名湯/山梨の名湯/箱根の名湯/神奈川の名湯/伊豆の名湯/群馬の名湯/長野の名湯//岐阜の名湯などの知識が問われます。 (日本インストラクター技術協会HPより)
公式HPはこちら↓
https://www.jpinstructor.org/shikaku/onsen/
温泉保養士
温泉保養士は一般社団法人日本温泉保養士協会が認定している資格となっています。
この協会の公式HPによると
温泉保養士(バルネオセラピスト)とは、温泉医学、予防医学に基づき、 温泉の持つ保健的機能を引き出す知識、技術を習得し、温泉療法を 活用した健康づくりを安全かつ適切にアドバイスできる人材のことです。 (一般社団法人日本温泉保養士協会HPより)
となっています。
この資格を取得するには
(一社)日本温泉保養士協会が実施する養成講習会で規定の講習を修了し、認定試験に合格した方を温泉保養士(バルネオセラピスト)として認定しています。この制度は、2001(平成13)年10月に創設されました。講習会では、温泉の基礎、温泉分析書の解読法、温泉療法と入浴事故防止、現代型湯治システムなど11課程を3日間で修得します。 受講資格には特に制限はありません。 受講定員100名。認定の有効期間は5年間で、更新講習会を受講することで更新認定を継続することができます。 (一般社団法人日本温泉保養士協会 HPより)
また、この資格を取得する方々には温泉事業、観光事業、医療、福祉事業など様々な分野の方が取得しています。その他に、国を超えてアジアやヨーロッパでも資格取得者が出ているそうです。
公式HPはこちら↓
http://www.onsen-hoyoushi.com/balneo.html#q1
温泉観光士
温泉観光士の概要は以下のようになっています。
主催:日本温泉地域学会
受講資格:18歳以上の方であればどなたでも受講いただけます。
受験者定員:先着50名
受講料:10,000円
会場:草津町役場
講座内容は以下のようになっています。
【1日目】 ① 温泉地学 ~温泉とは・湧出機構・保護と利用~ (京都大学名誉教授 由佐悠紀) ② 温泉化学 ~温泉成分・温泉分析・温泉管理~ (中央温泉研究所顧問 甘露寺泰雄) ③ 温泉生物学 ~温泉微生物・レジオネラ属菌~ (東京理科大学名誉教授 長島秀行) ④ 温泉工学 ~温泉掘削・集中管理・浴槽~ (国際温泉研究院代表 濱田眞之) ⑤ 温泉文化論 ~温泉文化論・温泉地域資産~ (日本温泉地域学会会長・温泉評論家 石川理夫) ※希望者にて講師との交流会を予定しています。 【二日目】 ⑥ 温泉医学 ~温泉療養・入浴法・温泉と健康~ (国際医療福祉大学大学院教授 前田眞治) ⑦ 温泉経済学 ~資源管理・雇用と労働力~ (一橋大学大学院専任講師 高柳友彦) ⑧ 温泉観光学 ~温泉地の観光発達と現状~ (川村学園女子大学教授 小堀貴亮) ⑨ 温泉法学 ~温泉法・温泉行政・温泉権~ (流通経済大学講師 布山裕一) ⑩ 試験 【三日目】 ⑪ 温泉野外実習と修了式 ※講座内容は予告なく変更になる場合がございます。 資格認定 二日目の最後に試験を行います。 出席状況、試験結果、野外実習の参加を踏まえて合格者には「温泉観光士」の証書を授与いたします。 (温泉百貨店HPより)
公式HPはこちら↓
https://www.onsenhyakkaten.com/kankoushi/
温泉入浴指導員・温泉利用指導者
この温泉入浴指導員・温泉利用指導者はともに一般社団法人日本健康開発財団が主催しています。
温泉入浴指導員は厚生労働省より制定された資格で2日間の養成講習会を受講する必要がある。受講資格は定められていない。講習内容は健康学(健康増進医学の基礎)、温熱生理学(温泉環境と健康)、温泉医学(温泉医学総論・各論、リハビリテーション)、入浴プログラム指導実習、救命講習の5科目で、救命講習では救急法と心肺蘇生法の実習を行う。 (Wikipediaより)
また、温泉利用指導者に関しては、
8日間の養成講習会を受講する必要がある。温泉入浴指導員の上位資格であり、保健師、管理栄養士、健康運動指導士、4年制体育大学等卒業者などの受講条件がある。講習内容は健康学、温泉医学、温熱生理・治療学、救急法などである。厚生労働大臣認定の温泉利用型健康増進施設では、温泉利用指導者の配置が義務付けられている。 (Wikipediaより)
以上のようにこの2つの資格は主催は同じだが、温泉利用指導者の方が受講条件が少しシビアに感じます。それほど重要な位置付けとなっているでしょう。
温泉観光アドバイザー
温泉観光アドバイザーは日本生活環境支援協会が認定している資格となっています。
この協会の公式HPによると
温泉観光アドバイザーとして、全国の温泉に関する知識を有していることが証明されます。例えば、各温泉の所在地・泉質・泉温・効能・特徴を理解し、温泉にまつわる歴史など観光に関する知識を有していると証明されます。資格取得後は、自宅やカルチャースクールなどで講師活動ができます。 (日本生活環境支援協会HPより)
また、資格試験の内容及び受験概要としては以下のようになっています。
三重の名湯/和歌山の名湯/兵庫の名湯/京阪神の名湯/岡山の名湯/鳥取の名湯/島根の名湯/山口の名湯/四国の名湯/大分の名湯/佐賀の名湯/長崎の名湯/熊本の名湯/鹿児島の名湯/温泉ことば/温泉の泉質/温泉分析/温泉・入浴法いろいろ/温泉マナーなどの知識が問われます。 受験資格:特になし 受験料:10,000(消費税込み) 受験申請:インターネットからの申し込み 受験方法:在宅受験 合格基準:70%以上の評価 (日本生活環境支援協会HPより)
公式HPでは動画も掲載されています。
https://m.youtube.com/watch?v=gTHg7QZ3xDU
公式HPはこちら↓
https://www.nihonsupport.org/syumishikaku/onsen/
温泉の資格を持っている芸能人
温泉の資格を持っている芸能人を調べてみましたが、温泉ソムリエの資格をとっている方が多いようです。
温泉ソムリエ取得者は以下多数の方々が取得しています。
スギちゃん(芸人:芸能界で初の資格取得者)
雛形あきこ(女優)
くまもん(ご当地キャラ)
東貴博(Take2)
etc.
以上、温泉の資格についてご紹介しました。
この他、サウナの資格に関する記事も掲載していますので下記からご覧になってください。